茨城県災害ボランティア活動支援サイト

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はじめての災ボラ活動 Vol.1「災害ボランティア活動ってどんなもの?」

 災害ボランティア活動とは、災害により被災した地域や住民のためにおこなわれる、自発的な支援活動のことです。
 大規模な災害が発生した際には、被災者が1日でも早く元の生活に戻れるよう、または避難生活における被災者の困り事を少しでも解消できるよう、災害ボランティア活動をする方々の力によって、様々なお手伝い・支援がおこなわれています。
 茨城県でも、近年では令和元年の東日本台風や平成27年の関東・東北豪雨などで大きな被害が発生し、たくさんの住民が被災しましたが、東日本台風では13,000人以上、関東・東北豪雨では35,000人以上の災害ボランティアが活動しました。
 被災した方々が生活再建をしていくために、災害ボランティア活動をする方々の存在は、必要不可欠なものとなっています。


1.災害ボランティア活動の種類


 災害ボランティア活動の中で、災害ボランティアが直接被災地を訪れておこなう活動には、様々な種類があります。代表的な例としては、がれきの撤去・分別、泥だし、室内清掃、炊き出し、災害ボランティアセンター運営のお手伝いなどが挙げられますが、災害の種類や規模によって、あるいは時期によって、被災地で求められる支援は異なり、災害ボランティア活動の内容も変わっていきます。

(引用)政府広報オンライン

 このほか、一定の専門的知識や技術が必要な種類の活動もあります。例えば、浸水被害にあった家屋の床板はがしや床下の消毒、地震や台風などで瓦が破損した屋根のブルーシートを使った応急処置、重機を使用した災害廃棄物の撤去作業などです。一般の災害ボランティアでは対応が難しい作業については、こういった作業を得意とする災害ボランティア団体や、経験豊富な災害ボランティアが担うこともあります。


2.災害ボランティア活動への参加


 「被災地に行って、被災した方の力になりたい」と思ったとき、どのようにすれば災害ボランティア活動に参加できるのでしょうか。
 一般的な参加方法としては、被災地に設置される「災害ボランティアセンター」を経由して活動する方法があります。
 災害ボランティアセンターでは、被災者からの「災害ボランティアにお願いしたい」要望(ニーズ)をとりまとめ、また、「被災した方を助けたい」災害ボランティアを募集し、これらのニーズと災害ボランティアのマッチング調整をおこないます。
 災害ボランティア活動をしたい方が災害ボランティアセンターを訪問すれば、その日の災害ボランティア活動の紹介を受けられるとともに、スコップなどの資機材の貸し出しや、活動現場まで送迎が用意されていることもあります。

※災害ボランティアセンターについての詳しい記事はこちら。

 ただし、災害ボランティアセンターにおいて、あらゆる種類の災害ボランティア活動を紹介してもらえるわけではありませんので、その災害ボランティアセンターがどのような活動内容のボランティアを募集しているのか、ホームページなどで事前に確認の上、訪問してください。
 実際には、廃棄家具の運び出しや泥だしなど、力仕事が多いのも事実ですが、それ以外にも、体力に自信がない方ができる活動があります。例えば、「写真洗浄」もそのひとつで、被災して汚れてしまった大切な写真の数々を、綺麗に洗浄して被災者(持ち主)に送り届ける災害ボランティア活動です。

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